竹あかりDesigner 使い方
目次
使い方(曲線の描き方)
花火の描き方
螺旋の描き方
波線の描き方
起動すると、この画面が開きます。
曲線を描くための画面です。

それでは、まず、一番使う曲線を描きます。

画面左上、全円の直径は、曲線全体の大きさになります。
例えば竹の長さが300mm(30cm)の時、直径を
300mmにすると横幅はともかく
縦方向にはぴったり収まることになります。

※このソフトでは単位はmmを使います。
10cmは100mmです。これを間違えないようにしてください。


その次の列からは、ドリルで開ける穴の大きさです。
初期直径は最初の穴の大きさです(ここでは竹用ドリルの
最少が3mmなので3mmとしました)。
円の間隔はドリルで開ける穴の間の広さです。
ここでは5mmにしています。
直径階差とは次の穴に移る時どのくらい大きくなるか、です。
これを0にすると、全て3mmになります。1なら3→4→5・・・
2なら3→5→7・・・とだんだん大きくなっていきます。
円の個数はドリルで開ける穴の数です。
この穴の数で、最後の穴の大きさ、全体の長さが決まります。

計算ボタンの押すとこれが表示されます。
今回は、120mm/314mmとなっています。これで直径100mmの円(全周314mm)
の1/3位の弧が描かれると分かります。

もし、半円位描きたい場合は、円の間隔を開けたり、
円の個数を増やしたりして、調整します。
また、最後の円の直径が保有するドリルの直径を越えるかどうかも
注意してください。

だいたい満足いくようでしたら、SVGボタンを押してください。
SVGが表示されます。

SVGを表示させたら、「保存」を押します。
保存のダイアログが開くので、名前をつけて、任意の場所に
保存してください。
名前は適当でいいのですが、拡張子を.svgとしてください。
ここでは「曲線1.svg」としています。
保存する場所はどこでもいいです。
難しければデスクトップでもいいと思います。

竹あかりDesignerの仕事はここまでです。

このSVGファイルをillustratorやinkscapeなどの
SVG編集ソフトにインポートします。
ここでは、無料で使えるInkscapeを使います。
Inkscapeで検索し、ダウンロード、インストールして下さい。
Inkscapeでの使い方は詳細には説明しませんが、
ざっと、流れを説明します。
竹に巻ける用紙サイズを選び(A4で十分と思います)、
新規ドキュメントを開きます。
使用する単位はmm(ミリメートル)にして下さい(デフォルトで
mmかもしれませんが)。

※細かいですが、この段階で、実際の竹に巻けるサイズの長方形を
描いてしまうと、全体のイメージがわきやすくなります。

ファイル→インポートとすると、インポートするファイルを選ぶ
ダイアログが開きます。
そうしたら、先ほど保存したファイルを選びます。
先ほどのSVGが表示されます。
直径100mm(10cm)の円の1/3ちょっとの弧となっています。
3mmのドリルから始まり、最後のドリルは12mmになっています。

これを回転させたり、いろいろ出来るのですが、
拡大縮小は注意してください。
拡大縮小してしまうと、穴の大きさが変わってしまい、
合うドリルがなくなってしまいます。
基本的には拡大縮小はしないで下さい。
これだけでもいろいろ出来ます。
複製して、向き変えて、反転させて、つなげてみたり。
これを印刷し、竹に巻いて、セロハンテープで貼り付けて、
ドリルで穴を開けます。

前述したように竹の大きさに合わせて長方形も描いてしまう方が
いいと思います。
その長方形の中にデザインし、印刷したら、ハサミで
切ってしまえば、竹にぴったり収まります。


左の上は Warm WhiteのLED1つを下の方に開けた穴から通し、
照らしたものです。
その下は青と緑のLED、2つです。
1~2個のLEDでも十分明るくなります。
自分だけのオリジナルデザインを作ってみてください。

※ちなみに竹あかりDesignerの赤いウインドウは直線を
描くためのものです。
ここまでの使い方が分かれば、簡単に使えると思います。


最後に、曲線以外についてざっと説明します。
まず花火について。

画面一番下の「花火」をクリックします。すると、
花火を描くためのウインドウが開きます(閉じる場合は、もう一度
花火を押すか、ウインドウ右上のxを押してください)。

・花火の初期直径は、花火の中の一番小さい(最初の)円の直径です。
・花火のタイプは一つの円の中にいくつ火(丸)があるか、です。
・花火の広がりは、次の大きさの円に移動するときの広がりです。
・花火の輪の数、は円の数、何回繰り返すか、です。
・穴の初期直径は、一番小さい円の穴の大きさです。通常は
竹用ドリルの最小サイズ3mmくらいでいいと思います。
・穴の直径階差は次の大きさの円を描くとき、どのくらい穴を
大きくするか、です。少しずつ大きくした方が綺麗です。

できましたら、
計算、SVGを押して、SVGを表示、保存してください。

ちなみに、左は花火の初期直径30mm、花火のタイプ20角、
花火の広がり5mm、花火の輪の数5、穴の初期直径3mm、
穴の直径階差1mmとして描いたものです。

多少分かりづらくても、数字を入れて、書いてみれば、
感覚で、すぐ理解できると思います。


次は螺旋です。

画面の出し方は「花火」と同様です。
・螺旋のスタイル「等角度」穴が等しい角度で打たれます。「等距離」は
穴と穴の間隔が等距離になります(画像の上が等角度、下が等距離螺旋です)。
・半径の伸びは、次の穴に移るときどれくらい広がるか、です。
螺旋は穴の数が多いので、ここでは1mmで十分です。それ以上だと
大きくなりすぎます。
・穴の直径は、穴の大きさです(全部同じサイズになります)。
・穴の間隔は穴と穴の間隔です。細かい~荒いまで、選択できます。
・穴の個数は穴をいくつ開けるかです。螺旋の場合、割と多めにしないと
しっかりした螺旋になりません。

ちなみに、左の下の螺旋は等距離螺旋、半径の伸び1mm、 穴の直径3mm、穴の間隔「細かい」、穴の個数50個
で描いたものです。



最後に波線についてです。

画面の出し方は「花火」「螺旋」と同様です。
・波線の長さは、全体の長さです。竹に収まる長さにして下さい。
・波線の振幅は、波線の中心ラインから、右、左にはみ出す
長さになります。中心ラインからですので、振幅5mmにすると、
左右に5mmとなり、全体としては10mmの幅になります。
・波線の周期は左右で1周期になります。例えば1周期だと
右と左に山が1つづつとなります。
・穴の大きさは、穴の直径です(大きさは一定となります)。
・間隔は穴と穴の間隔です「細」「荒」とかありますので選んでください。

画像の左側は、周期2、穴の間隔「極細」で描いた波線です。
右側は、周期3、穴の間隔を「極細」より少し広めに「細かい」で
描いたものです。